自由気ままに過ごす休日のつれづれ日記

猫好き、独学ピアノ、アウトドア、DIYなど、自由気ままな雑記ブログです。

隠された耳の役割〜ダーウィンの進化論も踏まえて

 ある時ふと思ったことがある。

 耳には音を聞き取ること以外に重要な役割があるのではないかと。

 別の重要な役割とは何か。

 それは、マスクの紐をかけるという役割だ。

 何だそれ?と思われるだろう。しかし、よく考えてみる。もし耳がなかったらマスクの紐はどこにかけるのか?

 いやいや、そもそもマスクの紐は耳にかけられるように作ったものだ。皆そう言うはず。

 しかし、もう一度冷静になって考えてみる。もし耳がなかったとしたら、当然マスクの紐はかけられない。紐を頭から被って後頭部にかけるタイプもあるが、耳にかける方が合理的だ。

 マスクというものがまだ発明されていない時代。人は、粉塵などを吸い込まないようにするにはどうすればいいのか考えた。まず思いつくのは、手で鼻や口を覆う。そこから発展して、布(いや、はるか昔なら動物の皮か)などの物理的なフィルターを鼻と口な当てておくという方法にたどり着くだろう。

 さて、次に、鼻や口を覆う布あるいは皮を固定できないか。そうすれば、手を自由に使えるようになる。それに最も適しているのが、紐つけて耳にかけるという方法である。最も簡単で過不足ない。

 そこでふと思った。

 顔の左右にある耳、マスクが耳にかけられるように作られたように思えるが、実は、元々、耳の方が、マスクの紐にかけられるために存在していたのではないだろうか。耳はそう進化したのではないだろうか。

 耳の存在をあらためて考えてみると、マスクの方が一方的に耳に合わせたとするには、あまりにも都合が良すぎないか。

 ダーウィンの進化論は、突然変異の繰り返しで生き残った個体の特徴が進化として次世代に受け継がれていくというものだ。

 耳が現在の姿形で存在する理由は、はるか遠い昔、突然変異によって耳を持った種が、粉塵などを防ぐために布か皮で鼻と口を覆った。両手が使えるように紐を付けてその種特有の耳にかけた。

 一方、耳のない種は、手で押さえておくしかなかった。行動を制限させた耳のない種は、狩で獲物が取れなかったはずである。そうしているうちに個体数が減少し絶滅したのである。前述のとおり、紐を被って後頭部にまわす方式もあるが、残念ながら、それを考えつくよりも衰退速度の方が早かった。

 耳を持った種は、マスクをしても両手が使えるため行動を制限されず、粉塵やウイルスから守られつつ、狩でもこれまでどおり獲物を取ることができた。ウイルスからも守られたことで病気になる頻度も低くなり、個体数がどんどん増えていった。

 そのうち、風が穏やかな時代に入ると、粉塵が舞うことも少なくなったため、布や皮で鼻や口を覆うマスクをすることもほとんどなくなり、いつしか、耳の役割も忘れ去られていった。

 近代になって、文明が発達し、マスクが発明された時、固定するための方法として、紐をつけて耳にかけられるよう作られた。耳を利用したということになっている。

 しかし、上述のとおり、耳はもともとマスクの紐がかけられるように進化したものだったのだ。

 そうとしか考えられないくらい、耳とマスクの紐は相性が良すぎる。

 以上、最近私が気になってずっと空想(妄想?)していたことである。