自由気ままに過ごす休日のつれづれ日記

猫好き、独学ピアノ、アウトドア、DIYなど、自由気ままな雑記ブログです。

長毛種の猫のシャンプーの仕方【後編】〜愛娘の1年ぶりのシャンプー【ノルウェージャンフォレストキャット】

 (前編からの続き)

 嫌がる愛娘のシャンプーに取り掛かり1時間。ようやくシャンプー、リンスが終わった。

 次はタオルドライである。

 あらかじめ浴室乾燥機用の竿に吊るしておいた吸水タオルで水分を取り除いていく。

 使用しているのは、43センチ×69センチの厚手のもの。

 最初はバスタオルだけで拭いていたのだが、吸水タオルを使ってからは効率が格段に上がった。長毛種猫のシャンプーには必須アイテムと言っていい。

 吸水タオルでできるだけ水分を拭き取った後、バスタオルでは全体をさっと拭く程度。

 このタオルドライの行程において、できるだけ水分を拭き取っておくことが、後の乾燥作業の手間に大きく影響する。

 タオルドライの後、娘をバスタオルでくるんで(くるむことで暴れたりすることを防ぐことができる。)、あらかじめリビングの一角にセットしておいた布団乾燥機の横へ移動した。

 布団乾燥機のスイッチを入れるだけで、すぐに乾燥作業に入ることができた。

 まずは、太もものあたりから乾かしていく。

 温風を当て、スリッカーブラシを使いながら乾かしていくのだが、毛並みに沿ってではなく、毛を逆立てる方向にスリッカーブラシを入れていくのがコツである。

 そうすることで、毛の奥の方や地肌までしっかりと乾かすことができるのである。

 ちなみに、私が使っているスリッカーブラシはSサイズのもの。小回りがきいて、特に、脇や太ももの内側などには使いやすい。

 それにしても、猫の毛は乾きにくい。べったり水を吸ってかなりの時間を要する。前述の通り、タオルドライでどれだけ水分を取り除いておくかが重要であるといった理由がここにある。

 乾燥作業の際のコツがもう一つ。タオルにくるんだまま少しずつ乾かしていくのだが、タオルを使って前足を押さえるような形でくるむとよい。言い換えると、タオルを猫の首に巻くような形にすることで、前足が押さえられ、猫の動きを抑えることができる。

 まあ、それでも時間がかかればかかるほど嫌がってくるので、できるだけ早く終わらせることが大切。

 シャンプー前の処理として、毛玉を乗り除いたが、毛を乾かしていると、見落としていた毛玉を見つけた。結構たくさん残っていた。

 濡れてしまった後は、より強固に絡んでしまっていてほぐすことは不可能に近い。ということで、見つけるたびにハサミで切除した。

 さて、8割くらい乾かしたところで、娘にも限界がきたようだ。タオルで前足の動きを止める方法ももはや効き目はない。

 十分ではないが、これでひとまず終わりにした。

 ここまでの所要時間は1時間45分。やっぱり結構な時間がかかる。

 最も時間がかかるのは、最後の毛を乾かす作業である。

 短毛種なら適当に乾かして、もっと言えば、夏ならタオルドライのみでもいいくらいであるが、長毛種はそうはいかない。そんなことをしたら、長い毛が絡んだまま体全体がフェルト状に固まってしまうに違いない。

 ここまで手間がかかる長毛種のシャンプーであるが、それでもそのやる気を出させてくれるものがある。

 それは、シャンプー後の滑らかでふわふわな毛並みとシャンプー・リンスのいい匂いである(ちなみに、普段の猫吸いで嗅ぐ匂いはない。)。

 ふわふわの毛を撫でつつ、顔を埋めて匂いを嗅ぐと、この上ない幸福感を得られる。あの苦労はこの瞬間のためにあったのだ。

 これからしばらくは、娘の毛並みに見惚れながら、達成感と共に幸福感に浸る日々が続くのである。

 あ〜しあわせ。